介護士は他の業種に比べても転職が多いかもしれません。もっとキャリアアップしたいと考える人もいれば、人間関係に悩み、他の職場を求める人もいます。どちらにもして自分が気持ち良く働くための転職なら問題ありません。さらにブラックな施設で転職を考える人も多くいるでしょう。その場合も、そこがブラック施設かどうかを見極める必要があります。万が一入社した職場がブラック施設なら理不尽な扱いを受け、結果的に介護の仕事にも興味を無くす事にも成り兼ねないのです。ブラック施設かどうかを見極めるポイントですが、まず求人情報を絶えず見かける施設です。この前見たばかりなのにまた求人を出しているというのは、何らかの原因で離職率が高い職場と判断出来ます。また給与が高いのは魅力的にも感じますが、周辺の施設に比べても給与が高すぎるのは不自然で、激務など問題が隠れている可能性もあります。そして面接を受けた際、すぐに内定し勤務開始を求められるのも、明らかに人手がなく切迫している状態が伺えます。

面接で言われていた条件が、入社後に変わったという事もよくあります。有給休暇が全く使えない、サービス残業が当たり前のようになっている施設は悪質度が高いです。さらに介護士として働いている時は利用者からの暴力やセクハラの問題が起こる事もあります。普通なら職員がそのような被害に遭っていると問題視し対策法を考えるものですが、認知症だからしょうがないと対策を考えず、職員に我慢を強要するような所も長く勤める事は出来ません。