深刻なブラック施設の問題とその改善策

ブラック施設によくある問題は、長時間労働です。介護職は人手不足の現場が多く、一人の負担が大きくなる傾向が強いです。そんな状況ですが、ブラック施設では長時間労働が日常化しているのです。人手を増やさないことで人件費を安く済ませる経営方針を取っていることが多く、いつも人がいない状態になっています。この改善策としては人手を増やすことが最善ですが、難しい場合は短時間労働者を増やすことです。人件費を削減することを目指していますが、施設が回らなくなると困るのは経営者も一緒です。その妥協点として、短時間労働者の増強を提案するのです。忙しい時間帯だけ人手を増やせれば、全体の作業量を減らすことができます。

特に入浴などの時間と労力がかかる作業を任せられれば、かなり作業が減ることになります。その他の問題としては、パワハラやセクハラなどのハラスメントの問題があるでしょう。ブラック施設では上司がいい人である確率が低いです。それであれば、パワハラなどが起きることは少なくないでしょう。この問題は根が深いので、どこまでが関わっているかで対応が違います。施設全体が関わっているのであれば、労働基準監督署などに通報することが改善策になります。一部の人だけが関わっているのであれば、録音などの証拠を作った上で、その上の人たちと話を持つことが大事です。上手く話し合いが進めば、労働環境の改善は望めるかもしれません。ただし、そのためにはハラスメントをしている人たちの処分が必要になるでしょう。